
ちなみにこれはカッパドキアの柔らかい凝灰岩です。
シミュレーションを兼ねてそこから模型を作ります。

乱暴にしすぎて真ん中で折れてしまいました。。。
原石の形状から判断して予定していた形通りにはできそうもありません。
そうかといって石を切って小さくもしたくなかったので
下の部分を少し変えてバランスを取りました。
日本で作ってきた模型と比べてみてください。

石は足すことができない素材です。
模型に忠実になってサイズを落とすよりも出会ったその石なりにこちらが変化し
時には足りない部分すらも味方に付けて作品を作るべきだと思います。
12月29日、やっと原石が作業場へ届きました。

が、指示した底出し(底辺を真っ平に切る)をまるでしていません。

僕の使うハンドツールではこの作業だけでも軽く1日はロスします。
まあ余計なところを切られるよりはずっとマシですが。

底を平にするだけでこの量の石を取るわけです。
工場の機械で切ればあっという間だったものを、、、
とマスクの中でぶつぶつ言いながらも底出し終了。
気づけば31日、明日は初日の出を見てから仕事しよう。
明日からがスタートだと気持ちを引き締めた大晦日でした。