ホテルの屋上から見たカッパドキアの初日の出です。
綺麗なものを見ると人のために祈りたくなります。
自分のピンチなんて小さなものです。
丈夫なテントも作ってもらいいよいよ本格始動です。
順調に作業を進めていたのですが数日後、、、大寒波がやってきました。
雪が強風で舞いテントはあまり意味がないほど石の上に積もります。
明け方には―20度以下まで下がり日中でもずっと氷点下の日が続きました。
寒いのは我慢しますが困ったのはコンプレッサーが凍って空気が出ないのと
防塵マスクの弁が凍って息ができなくなることでした。
気づけばツララでセイウチのように、貴重な経験です。
そんな僕を見かねた近所のおばちゃんが何かを言いながらセーターをくれました。
質の良い手編みのセーターでしたが首が細すぎて頭が入りませんでした。。。
でもそんなことは関係ありません、その気持ちが嬉しいんです。
毎日見に来る子供たちがお菓子をくれたり
いろんな人たちがお茶に何度も誘ってくれたり、トルコの人達素敵です。
お借りしていた土地の前にあるハールンさんという方の会社では
毎日の昼食を社員食堂で食べさせてもらっていました。
自分でトレイを持って注いでもらう、懐かしい給食の要領です。
この暖かい食べ物がつらい作業を支えてくれました。
1週間ほどで寒波も過ぎ去り1月12日に石を立てました。
ここから運搬に耐えられるギリギリまでこの場所で削り取って
仕上げは設置場所へ運んだ後にします。
当初の帰国予定日は1月17日、分かっていましたが延期確定です。
1月中には帰国しなければならなかったので30日の便に変更してもらいました。
それでも全く終わる保証もなく不安な日々は続きます。